腰痛の場所
一概に腰痛と言っても場所によって、呼び名が違ってきます
一番下の肋骨から上に痛みを訴えている腰痛は、上部腰痛
一番下の肋骨周辺に痛みを訴えている腰痛は、中部腰痛。これが一般的な腰痛ですかね
そして骨盤周辺から下のエリアに痛みがある場合には、下部腰痛とそれぞれに分けています
よく電話の問い合わせで腰が痛いとおっしゃるのですが、できればどのエリアの腰痛かが分かると術者側も的が絞れてきます
さらに言うと、背骨の上での痛みのか、背骨からやや外側での痛みなのか、さらに外側で筋が覆っているところの痛みなのか、もっと外側の痛みなのかによっても腰痛の場所が分かれてきます
場所が特定されると、解剖学的に痛みを訴えているところが何なのかがある程度わかってきます。
ちなみに背骨の真上での痛みであれば、関節性、骨性が原因が強く、また関節でも椎体関節になります
脊骨のやや外側の痛みであれば、上下の椎間関節が原因であったり横突間筋、回旋筋などの影響が考えられます
このように診ていくと靭帯、血管、腱、関節包、筋肉、神経など、場所が分かれば腰痛を起こしている原因をある程度その痛みの場所から判断することができます
もし腰痛になってしまったら、どこに痛みがあるのかをしっかりとご自分でその場所を把握していることが大事かもしれません
一番は、普段から正しい運動や自分に合ったストレッチを行い、腰痛が起きないよう予防することが一番重要なのですがね