こむら返り、どうすればいいの?
よくフクラハギがつってしまって、大変な思いをしたことがあると誰もが一度は経験済みだと思います
この時、どうすれば良いのか、とう質問を沢山いただきます
そもそも足がつるというのは、足の筋肉がケイレンを起こしている状態です
ケイレンは、攣縮といって筋肉が縮んでしまって固まっている状態です
ですから、この原理から考えると、つった時には、縮んだ筋肉を引き伸ばしてしまうとつりが解除されます
ですから、こむら返りでは、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)の攣縮なので、これを伸ばす行為、つまりアキレス腱伸ばしをその場で行うとこむら返りが解除されて楽になります
ただ、つってしまってもう動かすのも辛い、という時がありますよね。
この場合、もし近くに風呂場があるなら、どうにか風呂場まで行き、熱めのシャワーをフクラハギに掛けることで、瞬時につりが解消されます
どうしても風呂場まで遠くてたどりつけない、という時には、やはりまずは頑張ってアキレス腱伸ばしをして強制的に筋肉を伸ばしていきましょう
あとは、漢方薬の中の一つに芍薬甘草湯というのがあり
この漢方薬は、つった足を瞬時に解消してくれる優れものです
毎日つる人では、枕元にこの芍薬甘草湯と水を置いておき、もしつった時には、すぐに飲める体制を整えて置いておくことも大事です
もしくは、つるのが分かっているなら、寝る前に芍薬甘草湯を飲んでおき、つりの予防効果をねらうのも一つです。
ただ、この芍薬甘草湯は、あまり中長期的に飲む漢方薬ではないので、もし、短期間この漢方を飲んでみて、足のつりが無ければ、そのまま引き続きこの漢方を飲むのではなく、疎経活血湯や独活寄生丸に変えて、これらの漢方を中長期的に飲むことでこむら返りの予防をすることをお勧めします
また、マッサージや針灸治療においても、こむら返りの予防を行うことが可能ですので、もし足のつりでお悩みの方は連絡をお待ちしております