便に血が混じる、本当に痔?

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私の今までの臨床歴は約30年近くになりますが、今回は便の話です

 

よく患者さんとの話の流れで、痔で内科に通っているがなかなか治らないのよ、という話を聞きます

 

本当に痔ならそれでいいのですが

 

ただ、便からの出血は実は痔だけではないのです。

 

もっと恐ろしい病気が潜んでいる時が結構あるんですよ

 

どんな病気が潜んでいるのか

 

一番怖いのは、大腸がんです。大腸がんの初期症状の一つとして便からの出血があります。

 

ただ一般人の場合、痔だと勘違いする人がほとんどです。

 

また内科に行くと、軟膏を渡されて様子を見ましょうと言われることが多いと聞きます

 

でも、脅かすつもりはないですが、実は怖いがんの始まりという事があるんです

 

では、どうすればよいか

 

便に出血が見られたら何科に行くのか

 

便の出血を肉眼で確認してしまったら、まずは内科ではなく消化器内科に行くべきです

 

そして大腸カメラをやりましょう

 

いまは、医学が進んでおり、以前よりも大腸カメラはすごく楽に検査できるようになりました

 

ですから結論は、便からの出血を最初に確認したら、まずは消化器内科を経由して大腸カメラ検査をすること

 

ここで、検査の結果、はやり予想していた通りに痔であれば、ここで安心することができます

 

もし仮に初期の大腸ポリープや最悪がんだとしても、いまはそのまま大腸カメラからレーザーで焼き切ってしまうことでがんは死滅しますので、その場で根こそぎ取り除くことができるのです

 

あとは、定期的に数年に一度検査をするだけで問題ないのです

 

当院で過去にあったこと

 

当院では、今までに内科のお薬を使っても治らない痔の相談を受けて、そのうち消化器内科で大腸カメラを受けた方がいいと説明をして実際にカメラを受けた人のうち、実際に大腸がんだった方が6人もいました

 

その人達、その後はどうなったか?

 

この6人の人達は、すべて初期の段階だったので大腸カメラを通してがんを焼き切ってしまい、それでがんの治療は終了となり、いまも元気に暮らしています

 

今回のまとめ

 

食生活の欧米化が進んできており、乳製品や肉、チーズなどを頻繁に摂取するようになると、どうしても大腸に負担がかかりやすくなるそうです。

 

普段から肉をたくさん食べる人は、肉眼で便の潜血が見られなくても、一年に一度は便の潜血検査を受けることをお勧めします

 

そして万が一、便の潜血反応が陽性だった場合は、大腸カメラをやりましょう

 

何度も言いますが、いまは検査自体はすごく楽に受けられます

 

我慢して長引かせて命を落とすことになるようなことがあるのが、それが一番馬鹿らしいですから