普通乗用車と大型トラック、どっちが事故る確率高い?

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今回は、普通車とトラックの交通事故を起こす確率の話です

 

運転技術は問題としません

 

あくまでも車の構造上の問題として

 

どちらが事故を起こしやすいのかという事です

 

結論から言いますと

 

普通乗用車の方が事故を起こしやすいです

 

ではなぜか?

 

先程も言いましたが

 

あくまでも運転技術は問題にしていません

 

構造的に大きな車ほど

 

死角が少なくなるんですよ

 

え~、とお思いでしょうが

 

そうなんです

 

じっくりと解説していきますね

 

まずは、車の前方から見ていきましょう

 

車体の前方、つまりボンネットの前ですが

 

普通乗用車ではもちろん前方が

 

見えてますよね

 

見えないと走れないですから

 

しかし、一番手前の前方地面から30センチまでの高さは

 

どうですか?

 

直接目視で見えてますか?

 

見えていないでしょう

 

もし分からないようでしたら

 

実際に自分の車に乗って

 

前方の一番手前の

 

地面から30センチ以内の高さに

 

人形でも何でもいいから

 

置いてみてください

 

そして運転席からその人形を

 

見てください

 

どうですか?

 

人形が運転席から

 

見えましたか?

 

見えないですよね

 

そうです。これが死角なんです

 

大型トラックではどうかというと

 

前方にはアンダーミラーというのが

 

取り付けられていて

 

フロントの部分すべてが

 

鏡を通して映るんです

 

ですから前方の障害物は

 

すべて発見できるので

 

死角は無いんです

 

では次に左側方をみていきましょう

 

一番巻き込み事故がおこりやすいですよね

 

左折や左進路変更などで

 

安全を確認しているにも関わらず

 

左隣に車やオートバイに気づかず

 

接触事故を起こすことが多いですよね

 

なぜでしょうか?

 

そうなんです

 

乗用車の場合

 

左ドアミラーがありますが

 

このドアミラーだけでは死角がありすぎて

 

相手を発見できずに接触事故などの

 

原因となってしまうのです

 

左側方では乗用車の場合

 

何か所かの死角が存在します

 

言葉ではうまく言い表せないのですが

 

ちょうど助手席と後部座席の左側方の位置で

 

やや助手席寄りに前方部分に

 

死角があるんです

 

ここの位置で皆さん、接触事故を起こしてしまいます

 

もう一つの死角ポイントは左側方で

 

車二台分以上左に離れた位置にあり

 

自分の車から後ろ側の部分が

 

すべて死角となります

 

ここの死角を見落として接触事故を

 

起こします

 

大型トラックの場合を見てみましょう

 

左側のドアミラーですが

 

実はトラックの場合、左ドアミラー

 

上下に二つ付いているんです

 

今度、皆さん、よーくトラックの左ドアミラーを

 

みてください

 

とくに大型トラックは間違いなく二つ付いています

 

この二つ付いていることで

 

乗用車の死角となる部分、二か所を

 

死角にならないようカバーしていきます

 

ちなみに上のドアミラーは

 

左後方を広い範囲で

 

見渡せるようにセッティングされていて

 

下のミラーは

 

特に左足元から左にかなり広い範囲で

 

道路状況が把握できるようにセッティングされています

 

ですから

 

左の死角はほとんど無いのです

 

しかも左のキャビンのドアには

 

つまり助手席側のドアの下の部分は

 

透明なガラスになっており

 

助手席のもろ下の部分の障害物も

 

発見しやすい状態になっております

 

 

次に運転席側ですが

 

運転席側の構造は

 

普通乗用車も大型トラックも

 

そんなに違いはありません

 

ただトラックの場合は

 

運転席側のドアの下の部分にも

 

透明ガラスが貼られているので

 

ドア下からも障害物が発見できます

 

後方は、いまはバックモニターが付いているので

 

普通乗用車でもトラックでも

 

条件は一緒です

 

どんなに長い大型のトレーラーでも

 

バックモニターが付いておりますので

 

問題は無いと思います

 

このように考えると

 

大きな車になるほど

 

事故が起こりやすくなると

 

思いがちですが

 

その逆で

 

車体や車が大きくなるほど

 

死角が減っていきますので

 

事故を起こす確率は減っていくのです