急性筋筋膜性腰痛症の症状

急性の腰痛は、よく「ぎっくり腰」と言われています。このぎっくり腰には、大きく分けて筋筋膜性腰痛症、関節性腰痛症、靭帯性腰痛症の三つがあります。受傷起点といって原因としては、重い物を一気に持ち挙げた時、うがいなどのような体を急に反らした時、転倒して体を捻った時、など瞬間的に腰部付近に何らかのストレスや衝撃が加わった時です。この急性筋筋膜性腰痛症の特徴としては、痛みの場所が脊柱の真ん中ではなく、やや外側からさらにその外側に現れます。また運動時痛と言って前屈時痛、後屈時痛、側屈時痛、回旋時痛など、どの方向への曲げ伸ばしでも痛みが現れます。ただ側屈時痛と回旋時痛の場合、例えば左側屈の時には、右の腰が痛みを起こします。仮にこの場合右側の腰痛を訴える時には、関節性腰痛症、または別の腰痛症を疑います。基本的に痛みの出ている側の反対側への曲げ伸ばしや回旋時に痛みを起こすのが筋筋膜性腰痛症の特徴です。とくに痛みを起こしやすい筋肉は、脊柱起立筋や腰方形筋です。急性筋筋膜性腰痛症の場合の施術の基本はRICE処置です。つまり、この場合痛みと熱と腫れとが筋肉に出現しているので、なるべく心臓よりも腰部を水平もしくはやや高く保ち、患部を冷却し、痛みの場所を圧迫し、そして安静にして過ごすという事です。このRICE処置を炎症が治まるまで行います。教科書的には約一週間前後です。この間、どうしても出かける必要がある時には、コルセットを腰に巻いてなるべく腰に負担をかけないようにしていきます。このRICE処置でも我慢できない程の痛みが続くようであれば、消炎鎮痛剤を服用させることもあります。消炎鎮痛剤は胃腸に負担をかけやすいため、なるべく胃の粘膜を保護する薬と一緒に服用することをお勧めします。RICE処置の期間では入浴を控え、どうしても入浴を希望するなら、ぬるめのシャワーにすることです。炎症が引く一週間後には、痛みが半分以下になることが多いです。痛みが半分以下になったことを確認してから入浴を開始することが望ましいです。