腰痛の鑑別診断

一概に腰痛と言っても沢山の種類があります。
腰痛の原因は様々ですが、痛みを起こしている場所や何が腰の痛みに直結しているのかを診ていきましょう

 

腰痛を起こしている範囲はどこ?

腰の痛みといっても腰のエリアは広いのです。

腰椎の1から2番周辺の上部腰痛腰椎の4から5番周辺の下部腰痛
さらにその下の腰仙椎部の腰痛腰仙椎部の外側の仙腸関節痛、など

腰痛を起こしているそのものは何?

腰の痛みを起こしている大元の原因は何か?

腰痛の原因として考えられる部位

腰痛の原因そのものを施術していかなくては治らない

原因が分からなくては施術をしても何をどう施術してよいか分かりません。
ただ電気を当てて湿布をしてテーピングをしていればそれでいいのでしょうか?そんな訳にはいかないです。

このやり方で治っている人は当院にあえて来る必要がないです。
当院にはどこに行っても良くならない人が他県をまたいで来ていただいています

原因が筋肉と靭帯では施術の仕方がまるっきり変わってしまいます。ですから何が原因なのかをしっかりと理解した上に施術をすることがとても重要です

 

腰痛の鑑別診断の検査法

当院では、あらゆる検査法を使うことでその患者さんの原因が何であるかを鑑別していきます。

例えばSLRやラセーグ検査での神経根症の有無、ブラガード検査やシカール検査での腰椎2から4エリアの神経根検査、デジェリンサインやバルサルバテストにおける内圧を亢進することによる末梢神経の検査、
腱反射や知覚や筋力のそれぞれの検査による各腰椎のエリア毎の検査、バビンスキー反射検査による病的反射の検査、殿圧やKボンネットテストなどによる梨状筋症候群の有無、大腿神経伸展検査による上部腰椎の神経根検査、梨状筋や大殿筋
そして中殿筋さらに大腿筋膜張筋抵抗による各種筋肉による影響からの腰痛検査などがあります。

鑑別診断で得た情報をもとに施術

いかに腰痛では、鑑別診断が必要かつ大事であるかがお分かりになりましたでしょうか。

鑑別で知り得た情報で施術を立てていきます。ですから長年の腰痛であっても急性の腰痛であっても必ず良くなっていきます
この鑑別診断は、臨床の経験から学ばなければ習得できません

いかに腰痛の患者さんを沢山診ているかで施術者間でも差が出てきてしまいます。
腰痛に強い施術院は鑑別診断も当然強いのです。鑑別診断があっての、その次の施術へと進んでいくのです。

他の施術院の鑑別診断を見ておいてください。当院とどこがどのように違うのかをしっかりと見ておいてください。最終的に痛みやしびれが楽になる理由が分かると思います。

余談ですが

痛みとしびれはメカニズムが違いますしびれの原因は前のブログでも説明しましたが神経の悪さです。

ですから神経がどこかで押しつぶされているか負担がかかっているせいでしびれという現象が起きています。
したがって知覚検査では、デルマトームという人体の神経分布を参考にしながら検査をしていきます。神経の検査は大きく分けていま説明した知覚検査のデルマトームを使用し、これとセットとして筋力検査を行います。

代表が大腿四頭筋、指伸筋、腓骨筋、前脛骨筋などを使用します。
さらに腱反射検査を行います。代表として大腿四頭筋腱反射、アキレス腱反射、時にバビンスキー反射を加えて総合的に診ていきます。

この三つの検査、つまり知覚検査、筋力検査、腱反射検査の三つを併せて鑑別することで、どこのエリアからの神経が異常を起こしているのかを判断していくのです。
ですからしびれが治らないと嘆いていても、当院ではこのしびれから解放されていくのです。

なぜなら鑑別をしてどこのエリアからの神経がやられているかを徹底的に調べるのですから。病院ではレントゲンだけを頼りにしており、そしてしびれにはビタミンB12剤、筋肉弛緩剤、消炎鎮痛剤の三つをパターン化して処方します。

果たしてこれでしびれが本当に良くなるのでしょうか。
一日も早くにどこが主原因かを探し出し、なるべく早くにしっかりとした根拠に基づいた腰痛の施術をしていただきたいと思います。

 

しびれを放っておくと坐骨神経痛や梨状筋症候群、脊柱管狭窄症と言われ、病院で手術をするよう勧められて、あわてて当院へお越しになる患者様もおります。

痛みでもしびれでも長年放っておくと、徐々に症状が進行していきます。ここでしっかりと根本的に痛みやしびれが再発しないよう施術をしていくことをお勧めします

 

まずは、いままであなた様が行ってきた治療院や病院の治療内容や治療でどのくらい結果が出ているのかをもう一度思い出してみてください。
当院と他の施術院との比較をまずしてみてくだい。鑑別診断をみてください。

そして最初の一回目での施術の成果をその目に確認してみてください。

 

慢性腰痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症はどこにいったらいいか、分からない人があまりにも多いと思います。

私たちはその人たちのお役に立つよう日々研究と臨床を行っています。片道二時間かけて施術に来てよかったと言われるよう、遠方からの患者様にも喜んでいただけるように、これからも頑張っていく次第です。