むち打ち症の根本的施術について

交通事故に遭うと、その後の症状としてむち打ち症があります。代表的な症状としては、首の痛み、腰の痛み、背中の痛み、手足のしびれ、吐き気、頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、などです。これらの症状がなかなか改善されないでいるのもむち打ち症の特徴とされています。ではどうすればこの症状を改善していけるのでしょうか。

 

鞭を打つような動きでダメージを負う

そもそもなぜむち打ち症という名が付いているのか。それは、交通事故に遭った時に、瞬時に首から尾てい骨にかけて鞭を打つような流れで衝撃を受けるからそのような名前が付けられました。割と早く治るケースと、その反対に長引いて後遺症が残るようなケースまで様々です。どうしてこのような差が出てくるのでしょうか。

 

むち打ち症が治るまでに、どうして人によって差が生じるのか?

早く治るか、長引くかは交通事故時の衝撃の瞬間に関係があります。どのような事かというと、ぶつかる瞬間が分かっていたか、それとも不意に無意識のうちにぶつかってきたのか。これがとても大事なんです。ぶつかる瞬間がある程度分かっていての衝撃ならば、ぶつかる事をある程度予測できるので、人は無意識に瞬時に体の筋肉を収縮させて身を縮める行為を行うのです。これは人間の本能からそのようにしていきます。ですから緊急事態に備えて身を守ることがある程度まではでるので、ぶつかる瞬間が分かれば、衝撃を加えられても鞭を打つような状態にはなりにくいのです。つまり最小限度の衝撃で抑えることが可能なのです。したがって衝撃も弱いので早く治る確率も高くなります。その一方ぶつかる瞬間が予測できなかったような場合には、危険を察知できていないので、人は無防備の状態です。この時の事故での衝撃が鞭を打つような状態になりやすいのです。ですから不意にいきなり衝撃が加わった場合の交通事故などでは、割とあとまで症状が続きやすく、むち打ち症としての後遺症が残りやすいのです。お分かりいただけたでしょうか。

 

むち打ち症の症状は、レントゲンやMRIなどの精密検査でも異常が出ない場合が多い

むち打ち症の症状が精密検査で陽性であれば、もちろん治療の必要性も出てくるし、対処の仕方も分かるのですが、ほとんどのむち打ち症では、各種の精密検査では異常が見つからない事が多いです。レントゲンは主に骨の異常を、MRIは神経や血管、軟部組織の損傷を診るためにおこなう検査ですが、どれにも引っかからないのがむち打ち症の特徴といえます。そのために痛みを訴えている本人にしかこの辛さが分からないのが問題なのです。

 

むち打ち症が長引くと、周りの医療関係者も真実が分からない時がある

むち打ち症は、長引けば長引くほど、学校や仕事にも影響したしてきますし、しまいには仮病ではないか、仕事をやる気が無いのではと判断されてしまう時があります。場合によっては、あまりの辛い状態を周りの人達にも認めてもらえずに、職場を退職することもあります。まさに人生が狂う時があるのです。精密検査で異常が認められないむち打ち症は、本人が本当に辛い経験をしているのです。医療関係者でさえも痛みの状態を把握することができないのも事実です。

 

むち打ち症の根本的な解決に向けての施術とは

ある程度のところまでは、むち打ち症の症状も順調に改善することができます。ただ問題なのは、ある程度から先の症状が残存している時です。人にもよりますが、受傷から六か月以降経過しているにも関わらず、症状が残っている自覚症状に対しては、薄皮を剥がすように、ゆっくりと焦らずに施術をしていくことがとても重要となります。

 

むち打ち症の根本的な施術のポイント

むち打ち症の施術のポイントですが、その患者様の主訴がどこなのかにもよりますが、基本的には、代謝が全体的に悪くなっていますので、当院では代謝を上げていく施術をしていきます。それと長年の痛み(慢性の痛み)は、脳の痛みの回路にしみ込んでしまっているので、この神経回路を断ち切っていく施術をしていきます。それと同時に慢性の痛みに関しては、自分の体から痛みを抑えるホルモン(副腎皮質ホルモン)が元々出ていますが、このホルモンをもっと出していくように副腎皮質のツボに刺激を与えていきます。さらに痛みが現れている個所は、血液の流れが非常に悪くなっていますので、血液を浄化していく施術をしていきます。このように沢山の施術を中長期的に行いながら、根本的なむち打ち症の改善をしていきます。

まとめ

普通のケガでの首の痛みや腰の痛みであれば、手技療法としての筋肉をほぐしていったり、物理療法としての干渉低周波や超音波治療などが効果を発揮しやすいですが、交通事故でのむち打ち症が長引いている場合には、それなりの施術を根本的なところから診ていかなくてはなかなか良い改善が得られません。本人のストレスも計り知れないですし、周りのご家族や親友にも迷惑が掛かってしまいます。むち打ち症からのストレスが消えずに鬱(うつ)状態になる人も珍しくありません。むち打ち症は、必ず良くなりますが、むち打ち症は、ここに書いたように根本的に改善していくような施術を取り入れていく必要があります。ですから、いまもむち打ち症の後遺症で悩んでおり、現に施術所に通っている方は、一度、いまの施術を見直してみてください。しっかしとした施術が行われているかをご自分で確認してみてください。ご自分の体はご自身にしか分かりません。起こってしまった事故はもう過去のものです。これから先の現在と未来を考えていきましょう。そして一日も早く理にかなった適切な施術を行っていただき、早く社会復帰をしていただきたいと思います。